TAKUMIYA

072-921-7520
お問い合せ

やっとこ鍋について

一般的に「鍋」と聞くと、底が深くて取手部分である柄がついているものを想像するでしょう。
熱が通った鍋を移動させるのに、取手は必要不可欠な存在ですから当然です。
しかし、「柄のついていない鍋」が日本には存在します。それが「やっとこ鍋」なのです。

鋏(はさみ)を使用するやっとこ鍋

やっとこ鍋とは、柄がついていない鍋であり、主に日本料理店で見かけるプロに愛されている調理器具です。その使用法は、「矢床(やっとこ)」という鋏で掴んで鍋を操ります。この矢床が「やっとこ鍋」という名の由来にもなります。

柄がついていないのはなぜ?

通常、取手のある鍋というのは鍋本体に柄をくっつける際に継ぎ目が発生します。この継ぎ目が熱の回りを妨げることがあります。
やっとこ鍋は継ぎ目がないことで、鍋全体に熱が回りやすくなり、食材にムラなく熱を通すことができるのです。熱伝導は料理を美味しくするために欠かせない要素になりますので、美味しい料理を作るのにもってこいの鍋です。

やっとこ鍋をご家庭用に

職人にも愛されるやっとこ鍋は、ご家庭でもその魅力を存分に発揮することができます。やっとこ鍋をご家庭で使用する際にも、「矢床」を使用することになりますが、しっかり掴むことができるのか不安だと考える方も多いと思います。
しかし、矢床と鍋の間に、てこの原理が働くため、女性の握力でも扱うことができます。

取手がないことは複数のコンロを使用する時も、柄が邪魔になることがないのでスムーズな調理を行えます。
また、ボウル感覚で重ねることができるので、省スペースでの収納が可能ですし、洗う際の手入れも簡単で同じやっとこ鍋を長い間使用することができます。

職人が時間をかけ丁寧に作り上げた鍋を、通販を通して皆様にお届けしています。
購入の際にご不明な点がございましたら、どうぞお気軽にお問い合わせください。